弓削聞平
福岡のグルメマガジン「epi」「ソワニエ」の元編集長。
「私、この店、大好きなんです。」「ぐる〜り糸島」「福岡 甘党図鑑」「福岡 気軽で楽しい町の寿司屋」「価格で選ぶご褒美ランチ」「福岡グルメトリビア〜ン」など福岡の食をテーマにした書籍を多数出版。
けやき通り 海晴れ
通り沿いだが外からは客の足下しかみえないそそられる外観。ここは天ぷらと寿司という和食の代表料理を両方楽しめる店。天ぷらと寿司といっても、いたってカジュアルな居酒屋スタイルだからご安心を。単品注文もできるが、その両方が含まれたコースがお得だ。
エルボラーチョ大名店
メキシコに魅了されたオーナーが、本場のように気軽にワイワイとお酒を飲みながらメキシコ料理を楽しんでほしいと2002年に始めた店。福岡では珍しいメキシコ料理だが、タコスだけではなくいろいろな料理やテキーラを紹介するメキシコ文化の伝道師的な店だ。
Ristorante fanfare
フィレンツェで6年修業したシェフによるイタリアン。店に入るとライブ感あふれるカウンターがシンボリックだ。想像力にあふれた美しくインパクトのある料理の数々に魅了される客が続出。特にリーズナブルなコースランチは女性陣の心を鷲掴みにしている。
大名にある人気イタリアン。店内の雰囲気、美しく美味しい料理、ライブ感のあるキッチン、シャレた演出、どれをとってもさすが人気店と言った感じ。特にランチコースはコスパ抜群。メインやパスタが選べるし、内容が毎月変わるので、通いたくなるね。数週間前の予約が必須。
福新楼
明治37年創業という福岡を代表する老舗の大型中華料理店。個人利用から大人数での会食、家族の祝いごとまであらゆるシチュエーションに対応してくれる。チャンポン麺を炒めた博多皿うどんの発祥の店とも言われている。
タナカネジ
ガラス張りの入口から奥に向かった真っ赤なハイカウンターのみのオーセンティックバー。中洲にある「七島」出身の方のバー「チェリー」で修業した田中氏が、一人でウイスキー、カクテルなどを提供してくれる。自家製の八角を漬け込んだジンを使ったカクテルもぜひお試しを。
氷炭
夕方明るいうちから楽しめる大人の居酒屋。店内は、カウンターでの一人飲みから掘りごたつ席での会食まで幅広い用途で使える。新鮮な魚や野菜など、地産地消の素材の味を生かした料理が食通をも満足させてくれる。
夕方16:00から呑めます・・と謳ってて、実際に開店と同時に入ってるお客さんも少なくない酒呑み天国。お通しに糸島産の有機野菜が出てきて、おかわりも自由。魚に串、おでんとなんでもうまいけど自家製つくね焼きはぜひ食べてほしい。
ビストロ ミツ
まだビストロという言葉や業態が一般的ではなかった頃から、福岡で「ビストロ」を店名に冠し、好きな前菜と主菜を選ぶプリフィックスを取り入れた。料理はどれもボリュームがあり、それまでの「フレンチは上品でかしこまって食べるもの」という概念を変革させた一軒。
薬院にある老舗フレンチ。昼はオードヴル、スープ、肉や魚のメイン料理、デザート、食後の飲み物もついた豪華なチョイスランチがリーズナブルに楽しめる。メインは肉々しくてぶっとい自家製ソーセージや、柔らかくてソースがバリウマの仏産鴨胸肉のロースト等。コスパは最大級。
こうね薬院本店
靴を脱いで上がると、目の前に鉄板カウンター。奥には掘りごたつスタイルのテーブル席が2つある。広島風お好み焼きをはじめ、肉や魚介や野菜の鉄板焼き料理が存分に楽しめる。できればライブ感があり、料理の温度を保てるカウンター席がおすすめだ。
R スリランカ
スパイスたっぷりでココナッツミルクを使ったスリランカカレーの専門店。ごはんの上に豚肩ロースのステーキがのっているカレーが一番人気。ごはんやルウが無料で1回おかわりできるというのもうれしい。「ドライカレー&カレー」や「シーフードヌードルカレー」も見逃せない。
薬院にある行列が絶えない人気カレー店。「豚肩ロースステーキカレー」をはじめ、数種類のスリランカカレーが食べられる。トッピングや辛さが選べるので、自分の好みのカレーを見つけるのも楽しい。個人的には辛さに強いので、3辛が好みかな。このアツアツのカレーが癖になる。
Le Rubis
小倉で人気だったフレンチが2017年福岡に移転。カウンターとテーブルの夫婦で営む小さなレストラン。九州ではほとんど見かけない滋賀の精肉店「サカエヤ」の熟成肉を確かな技術で焼いた肉料理は絶品。軽めに惣菜とワインを楽しむのもOK。ワインはすべてヴァンナチュール。